都市伝説の代表といって、誰もが最初に思い浮かべるのは、取りも直さず
「学校の怪談」でしょう。
学校の怪談の最大の特徴は、全国津々浦々どこの学校にも似通った怪談が
多いという事です。
曰く、理科室の人体模型・骨格標本、音楽室の肖像画・夜中に鳴るビアノ、
トイレの幽霊等々。
それは、最初に怪談を口にした生徒が本やテレビ・ラジオ等で見聞きした
怪談を、さも自分達の学校で起こった事のように吹聴した結果ではないか
と私は考えています。
なぜその様な事をするかと申しますと、多分以下のような子供らしい単純な
動機からではないかと推察します。
1.話題の中心になりたい。兎に角目立ちたい。
2.友達を驚かせたい。
3.後輩をビビらせたい。
4.キャンプなどで怖い話をしなければならなくなった時、苦し紛れに
本などで読んだ話を自分の学校に置き換えて話しをした。
5.上記の1〜4を動機に、学校の立ち入り禁止場所や不気味な場所を
ネタに話を作ってしまう。
とまあ、だいたい上記の五つに大別できます。
勿論『学校の怪談』の全てが作り話とは申しません。
中には確かに本当に起こったものも含まれています。
それが本当かでっち上げかを見分ける簡単な方法は、まず「ツッコミ所」
が多い話はウソという事です。
例えば「○○は4時44分44秒に出てくる」とか、「○○は100メートルを
2秒で走る」とかの類です。
一体誰が怖さでビビッてパニくっている時に冷静に計測したのでしょうか?
次に、「誰某が行方不明になった」、あるいは「死んだ」というものです。
その犠牲者がどこの誰がはっきりしない、公式に記録に残っていないなどの
場合は、やはり作り話と考えてよいでしょう。
まあ、「学校の怪談」というものは信憑性云々よりも、遊園地の「お化け屋敷」
のノリで楽しんで頂ければ良いのではないかと思います。
作り話と言う点でついでに申し上げておきますと、商業誌などに「関係者に
配慮して」というお断りのもとに、場所や名前を仮名にして「実話怪談」
として載せている本がありますが、100%作り話と言う本も多くあります。
何故そこまで断定できるかと申しますと、以前私もその手の本の製作に
「仕事として」かかわった経験があるからなのです。
怪談本に載っている話が作り話か否かを見分けるには、ちょっとした法則の
ようなものがあるのですが、その見分け方は、このコラムの最終回で
お話させて頂くとして、次回は、そんな創られた都市伝説の最大の巨人
「口裂け女」の正体について、私なりの考察をお話したいと思っています。
■次回分は【都市伝説発生のメカニズム/その3 口裂け女の正体?】です
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