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■■〜・〜・〜★【逢魔が時−深夜のコラム】★〜・〜・〜■■
<読者コラムニストによる連載企画です>
−都市伝説雑考− ◆◆◆読者コラムニスト 古川新吾さん(男性)◆◆◆ 【都市伝説の発生メカニズム/その6 最終回】 本当のようなウソの話と嘘のようなホントの話 |
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ここ数年、心霊ブームは定着したと言うか、そこそこ安定しており、
以前は夏の風物詩であったいわゆる「心霊本」も季節を問わず発行されています。 怖い話好きにとっては嬉しい限りですが、それを喜んでばかりもいられません。 中には100%創作と判る「偽」実話怪談本も多数存在するからです。 利益を上げるのが企業の最大の目的ですから、 「売れるものは何でも売る」という姿勢は否定しませんが、それでも「嘘」だけは 売ってはいけません。 特に本に関しては「実話」という情報そのものが「商品」なのですから、 「実話」と銘打っておきながら、中身が「創作」と言うのは「詐欺」に等しい行為です。 これは「偽ブランド商法」と何ら変りありません。 そこで、皆さんが偽実話怪談本なんかにだまされない様、私の経験から 偽物の実話怪談本の簡単な見分け方をお教えいたしましょう。 その1/話の起承転結がハッキリしていて、見事な「オチ」がついているもの。 その2/話の体験者が、自分の生活状況や生活環境、心理状態や精神状態を 事細かに語っているもの。 その3/現象の原因が100%解明されているもの。 その4/体験者が名探偵よろしく、現象の原因や因縁をとことんまで追跡調査して 明らかにしているもの。 以上の四つのポイントのうち一つでも当てはまる話があったら、 それはほぼ間違い無く「創作」と見て良いでしょう。 「実話」と銘打った「創作」体験談の書き手の多くは無名のライター達です。 無名のライターのほとんどが抱く最終目標は、「小説家」として独り立ちをする事 であり、その為彼等は非常によく勉強をしています。 が、彼等の多くは、ライターとしてのプライドを持って勉強した事が、「実話怪談」を 書く上でかえってリアリティを失わせている事に気付いていません。 自叙伝かと思うほど日常生活を緻密に描写した先に、超常現象がポッカリ口を 開ける……。 と言うのは、モダンホラーの帝王「スティーヴン・キング」が創り上げたものであり、 上にあげたポイント「その4」は、まさにこの手法で書かれたもので、ホラー文章を 書く者にとっては「教科書」となっています。 しかし、どんなに怖くとも「創作」はあくまで「創作」であり、「実体験」のリアリティ とは根本的に違うのです。 皆さんが怖い話の本を買う時に、店頭で2、3話立ち読みをして、それが「実話」か 「創作」かを見極める際に、上に上げたポイントが少しでもお役に立てば幸いです。 今回のコラムは「都市伝説」をテーマに、思いつくまま徒然に書いてきましたが いかがだったでしょうか? それではまた、いつかお会いしましょう。 |