本当にあった怖い話・不思議な話
逢魔が時物語


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−吹雪の日−



■■■暁政さん(男性)からの投稿■■■



   小学校五、六年のときの話です。
   98年12月冬、今までの中で特に厳しい猛吹雪でした。

   S県R町にあるS谷小学校、僕はバレー部に入っていました。
   練習も終わって、友達と僕の二人で歩いて帰りました。
   太もも辺りまで沈むほど強い吹雪でした。

   家まで800m程度の道のりですが、吹雪のためなかなか進めません。
   家まであと100mというところまで来ました。
   当然、この吹雪なので人っ子一人いません。車も通りません。

   ある十字路まで来ました。
   そこまで来てふと目にとまったのが、よその家の塀に背中をつけて



          
正座の状態で座っている人でした。




   髪が長く、前にだらっと垂らし顔が見えず、頭をひざにつけていて、
   青い制服のようなものを着ていました。
   おそらくどこかの高校の学生だろうと思いましたが、前まで垂らした長い髪
   で顔が見えないので「気持ちの悪い奴」と思いました。

   しかも、こんな吹雪の中、正座で座っているので、なおさら気味が悪かった
   です。
   その人の前まで来たので、友達には何も言わず歩きつづけました。
   ドキドキしながら前を通りました。

   すると、「ガシッ!」と足首をつかまれました。
   「うわっ、つかまれた」と思いながら、後ろを振り向きました。
   振り向いたら、その人はいませんでした。

   一瞬、恐怖にとらわれましたが、すぐに正気に戻りました。
   友達に、「おいっ、さっきいた奴、気持ち悪かったなぁ」と言いました。
   すると友達は、「はっ? さっきって、誰もいなかったぜ」と言います。

   僕は怖くなり、急いで家に帰りました。お風呂に入って気づきました。
   足を強くつかまれたような手形のあざがあったのです。
                                (ij496)





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