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ここは「聴」の部屋です
−太鼓の音−
| ■■■D.Oさん(男性)からの投稿■■■ 怖い話、というか「怖い夢」の体験をお話します。 今でも覚えている、35年間で最も怖かった夢について……。 今から5、6年前、ある公団住宅の5階に一人暮しをしてました。 あの時は初冬の平日で、私は風邪で会社を休んで寝ていました。 夕方頃でした。 何か聴こえてきました。 小さく小さく、太鼓をたたく音「ドンドン……」。 それは、一番下の階からかすかに聴こえてきました。 その音は少しだけ大きくなりました。 2階に来たようです。 「ドンドンドン!」 さらにその音は大きくなりました。3階に来たようです。 「ドンドンドンドン!」 またさらに、太鼓の音は大きくなりました。 「ドンドン!……ドンドン、ドンドン!」。 その音は一階下の4階に来ています。 自分の部屋の5階まで来るのではと思い、私はだんだん怯えてきました。 案の定、5階までその音は来ました。 玄関ドアのすぐ向こうから聴こえてきます。 とても大きな音で、「ドンドン! ドンドン! ドンドン!」と。 私はその音が早く消えてくれと、心の中で願いました。 しかし、その音はとうとう部屋の中に入って来ました。 その音はとても大きく、 「ドンドン! ドンドン! ドンドン!ドンドン! ドンドン!」 と激しく聴こえています。 私の寝室は引き戸で仕切られているので、その音は戸の向こう側で鳴って います。 とても怖くて、私はベランダへ逃げました。 その途中に台所があるのですが、なぜかくもの巣が沢山張っていました。 「ドンドン! ドンドン! ドンドン!ドンドン! ドンドン!」 「ドンドン! ドンドン! ドンドン!ドンドン! ドンドン!」 太鼓のその音は、台所に来たようです。 私がいるベランダは、台所と一枚のドアでしか仕切られていません。 私はとてもとても恐怖で震えています。 なぜか、もうだめだと思いました。 その時、目が覚めました。 全身、汗びっしょり、心臓がドキドキしていました。 今のは何だったんだろう……。 (kk168) |