本当にあった怖い話・不思議な話
逢魔が時物語


ここは「聴」の部屋です




−布団−


■■■暁政さん(男性)からの投稿■■■




   これは小学校の時、修学旅行で僕が実際に体験した話です。
   みんな昼間の見物でへとへとになって、食事をして風呂に入りました。
   出てから部屋にもどり、みんなで布団を敷こうとしたら一人分の布団が
   足りません。

   しょうがなくジャンケンで負けた人が取りにいくことになり、僕が負けて
   しまいました。
   しぶしぶ、取りに行こうと部屋を出ました。

   長い廊下のいちばん向こうに階段があります。
   そこを降りると薄暗く、おどおどしながら歩いていきました。
   その先も長く、いちばん奥に山積みされた布団が見えました。

   布団を取り、運ぼうと持ち上げました。
   くるっと向きを変えて戻ろうと、また歩き始めました。
   一歩踏み出すと背筋に「ゾクッ」と冷たい物が触りました。

   振り向くと何もないし、誰もいません。
   「気のせいか……」と歩こうとしました。



     すると左から「寂しくないかーーい、寂しくないかーーい」
                      と聞こえてきました。



   あまりの恐ろしさに大急ぎで逃げました。
   途中で布団を落としましたが、そんなのおかまいなしにダダダダッーと
   逃げました

   自分の部屋に着き、同室の友達に話しました。
   しかし「どーーせ、空耳だろ。早くしろよ負けたんだから取ってこい」
   と言われ、またおどおどと階段を降り、途中で落ちた布団を猛ダッシュで
   取り、部屋に戻りました。

   行ったときには気づかなかったけれど、部屋に着いて気づきました。
   さっき、布団を落とした所と取りに行って落ちていた所は、布団を落とした
   所より10mくらい奥にあったのです。
   その夜、僕は怖くて眠れませんでした。           (kk373)





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