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ここは「聴」の部屋です
−自転車のベル−
■■■佳子さん(女性)からの投稿■■■
| これは私が中学2年生の時に体験した話です。 その日、私は明日に控えた文化祭の準備のせいで、学校を出たのは7時を 過ぎていました。 10月といえば、もう7時には真っ暗になってしまいます。 それでなくても怖がりの私は、国道沿いを急ぎ足で歩いていました。 そのとき後ろから自転車の『チリン、チリン』という音が聞こえたんです。 私は歩道の端の方に寄って、何気なく後ろを振り返りました。 その瞬間、すごい風が吹き、私は目を細めました。 でも、後ろには誰もいなかったんです。 不思議ですよね。でも私見たんですよ、歩道の横にある壁に写った自転車を こいでいる男の子の影を……。 でも、そのときはまだ、「あれ、何だったんだろう?」ぐらいにしか思って なかったんですよ。 次の瞬間、私はいやでも現実を理解することになるんですけどね。 私の足元には、ビンに1輪だけ挿された彼岸花があったんです。 (kk538) |