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ここは「獣」の部屋です
−きつね− ■■■あきさん(女性)からの投稿■■■ |
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私の祖父(もう亡くなりましたが。。。)は、早朝に散歩に出かける人 でした。 早朝も早朝、季節がいつであろうが朝の4時に家を出るのです。 その日もいつもと同じように朝4時に散歩に出かけました。 冬だったので、当然外は真っ暗です。 それでも、いつも通り京都市伏見区にある稲荷神社まで行きました。 伏見の稲荷神社は、上まで赤い鳥居が連なった階段を、かなり上がって いかなければなりません。 普通ならば、赤い鳥居の階段を1人で上まで上がっていくだけで怖いと 思いますが、うちの祖父はいつものことなので、なんとも思わずに歩いて いました。 夜が明け始め、うっすらと明るくなってきた頃、 いつも人がいないのに白い洋服を着た女の人が 目の前に現れて手招きをしたそうです。 「こんな時間に人がいるとは……なんだろう」と思い、祖父はついていった そうです。 結構な距離を歩いてついていったら、途中で女の人はフッと消え、 「ん?!」と思った祖父が、立ち止まって目の前を見たら、そこは崖っぷち だったそうです。 そのまま「ん?!」と思わず歩いていたら、間違いなくそこに転落していた でしょう。 後で家族みんなで、「稲荷神社だもん、きつねにだまされたんだよ」 と話していました。 そのことがあってから、祖父は夜が明ける前に散歩に出ることはなくなり ました。 (km310) |