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ここは「視」の部屋です
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人間じゃない
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■■■ごまちゃんさん(女性)からの投稿■■■
寒い季節でした。 いつものように家の近くの学校の側に車を停め、彼氏と話をしていました。 右側が学校で左側に雑木林があり、その道の先には住宅が並んでいます。 一時間ほど経ったでしょうか。 遠くの方に人影があり、学校に入って行くのが見えました。 人口100万人を超えた千葉ですから、当然人も通るでしょう。 しかし、こんな時間に?(夜、九時過ぎでした)。 その後、犬がその道に入ってきて車の横を通りました。 すると、飛び上がるように驚いて、走って引き返してきました。 様子を見ていたこっちも驚くくらい……。 その直後、救急車が走り去り、きっとそのせいだろうと私も彼も思った のですが、ほっとしたのもつかの間。 「街灯が、消えた……」 私達の車が停まっているすぐ前の街灯が、突然消えたのです。 電球が切れたという感じではありませんでした。 すると今度は、はらはらと葉が落ちてきて、まるで雪のように降ってきた のです。 季節は12月でしたので、おかしくはないですよね。 とてもきれいなので、彼氏とスキーに行った話などで盛り上がり、 ムードは満点になってしまいました。 お互い寄りそい手を握り、好きだよ愛してるよーってことになっている ときでした。 「街灯が点きそう」 見ると、先ほどの街灯がじわりと点きそうになっています。 ふと気づくと、人が車のフロントガラスの前に 立っているではありませんか。 しかし、ライトで光っていて、彼らの姿が眩しくて見えません。 私は超恥ずかしくなり、思わず顔を伏せていました。 感じから大学生くらいの二人組みで、からかい半分で覗いているのだろう と思いました。 しばらくすると、すっと横を通って行きました。 その瞬間、街灯がパッと点きました。 彼氏が言いました。 「人間じゃなかったよね……」 「まさかー。だってジャージみたいの着てたじゃん」 「顔、見えた?」 「眩しくて見えなかった」 「……顔なかったんだよね」 「嘘! 人だよ! 追いかけてみる!」 と、外に出かけた私を彼がとっさに止めました。 よく見ると、車もライトは消してありました。 無残に散った葉だけが外にありました。 その日、風はなく、帰り道葉が落ちている木は一本もありませんでした。 (sh354) |