本当にあった怖い話・不思議な話
逢魔が時物語


ここは「視」の部屋です





石灰工場


■■■お茶子さん(女性)からの投稿■■■




   私の自宅の近くには神社があります。
   その神社のある山には、今はもうやっていない石灰工場があるんです。
   この話は、私が幼少の頃体験したちょっと不思議な話です。

   私が7歳くらいのときに、友達4、5人と一緒に石灰工場に遊びに行き
   ました。
   けっこう山の上にあったので、かすり傷を負いながらも崖を登って行き
   ました。

   私たちはまだ小さかったので、恐怖心よりもワクワクしていて、怖いとは
   感じませんでした。
   石灰工場に着くと岩が大きく削られていて、とても迫力があったのをよく
   覚えています。

   私たちは地下に続く石でできた、とても狭いトンネルを発見しました。
   そこはさすがに怖くて近づけませんでした。
   すると、友達が石灰の袋をしまっておくボロい小屋を見つけました。

   そこにみんなで入り、機械を触ったりしました。
   少し経ってから一緒に遊んでいた女の子が、



   
「ねぇ、あの人が危ないから、ここにいちゃいけいって言ってるよ」



   と、誰もいない古びた机を指さしながら言いました。

   私たちは、「誰もいないじゃん」と口を揃えて言いました。
   でも、その子は本当におびえながら誰もいない机を見つめていました。

   その後、すぐ帰ったけど、私は気になって家でおじいちゃんに聞いたら、
   石灰工場で事故死した人がその机で仕事をしていたんだと教えてくれ
   ました。

   その人は霊感の強い女の子を通じて、私たちに何かを訴えようとしていた
   のかもしれませんね……。                 (sh371)





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