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ここは「視」の部屋です
−6人目−
■■■yuupostさん(男性)からの投稿■■■
その日、クルマの中から、昼寝というよりは休憩という感じで、何気なく 周りを見てたんですよ。 いつもは車で走っていると気がつかなかったんですが、その道の脇には お墓とお地蔵さんがあったんです。 お地蔵さんといっても金融会社じゃないですよ、なんせ山奥ですから……。 あまり気にもとめずにいると、どこからかお坊さんとおばさん3人、 おじいさん1人が、ひょこひょことお墓に向かって歩いてきたんです。 お坊さんはお墓に向かってお経のようなものを唱え、おばさん達はそれを 座って聞いていました。 何気なく見てたんですが、10分ぐらい経った頃、あることに気がついたん ですよ。 初めに見た人数は5人でしたが、6人目がいるじゃないですか。 その人は大人のくせに立ったり座ったり、またお墓の後ろに行ってみたり 落ち着きがないんです。 不思議なことに、周りの人達もそれを注意することもなく、と言うより その存在には気づいていないと言った方が正しいかも……。 そうしているうちに、その6人目の人がなんとなく影が薄いことに 気がつきました。 目をこすってもう一度見てみると……、 なんと、6人目の人の体が透けて、向こうが見えているのです。 そしてそのまま、6人目の人はフェードアウトしてしまいました……。 その後、ほかの5人は何もなかったように帰っていきました。 私も急いでその場所を後にしました。 なんせおとっちゃまですから。 家に帰って嫁にそのことを話したんですが、信じてもらえませんでした。 あの6人目の人は、現実の人間だったんでしょうか。 (sh442) |