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ここは「染」の部屋です
−逆探知− ■■■暁政(男性)からの投稿■■■ |
| いとこが五歳の頃、父が別荘を借りて旅行に行ったそうです。 夕方、家族四人でゲームをして遊んでいました。 そこに「ルルルルルル」電話がかっかてきました。 父が電話に出て、その電話の内容を聞くなりぎょっとした顔つきで、 「ふざけるな!」と言って切りました。 話を聞くとその電話から「殺してやる、殺してやる」と、男なのか女なのか 老人なのか若いのか、わからない声が聞こえてきたというのです。 その電話は二、三度かかってきて、次にかかってきたら警察を呼ぼうという ことになりました。 八時頃、「ルルルルル」また電話がかかってきました。 受話器を取ると「殺してやる、殺してやる」と聞こえてきます。 とうとう堪忍袋の緒が切れて父は警察に連絡しました。 しばらくして、警察官が逆探知機など色々な物を持ってきました。 九時になり「ルルルルルル」と電話が鳴りました。 受話器を取って耳に当てると、「殺してやる、殺してやる」。 例の電話です。 すぐさま逆探知を始めました。 なにしろ、切らずに何度も何度も言っているから逆探知も簡単でした。 成功の合図が出ると電話を切り、分析を待ってどこなのか聞きました すると、警察官はこう言いました。 「逆探知は成功しました。しかし犯人はつかまらないでしょう、 逆探知が指した場所はこの家の二階でした」 一同は途方に暮れて、上を見上げました。 (td512) |