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ここは「染」の部屋です
−笛吹き峠− ■■■暁政(男性)からの投稿■■■ |
| 埼玉県嵐山町には笛吹き峠という小さな峠があります。 そこで友達と先生が体験した話です。 小学校六年のときのA先生が、鶴ヶ島の方の学校に行くというので、 元六年三組の生徒と送別会をしていました 集まったのは自分を合わせて二十人、他の子は用事があり来ていません。 色々なゲームをやったりと盛り上がっていました。 すると、一人の友達が「そうだ、笛吹き峠の方に肝試しに行こう」と言い だしました。 そこで僕とA先生と友達二人で行くことになりました。 他の人は、もう遅い時刻なので帰ってしまいました。 A先生の車で笛吹き峠を目指します。 先生の車は大勢で乗れるけど、とても古い車です。 時刻は六時、辺りは冬なのでもう真っ暗。 笛吹き峠の入り口が見えてきました。 と、その時。バチッ! と車のライトが消えて、前が見えなくなりました。 A先生は古い車なので仕方ないと思い、危ないけど生徒三人を乗せている ので、スピードを落として走らせました。 ただでさえ辺りは暗くなり、笛吹き峠に入るともっと暗くなりました。 しばらく車を走らせると突然、白い着物を着た女の人が飛び出してきました。 A先生は慌ててブレーキを踏みました。 みんなは「やったのか?!」と思い、車から出ました。 しかし、出てびっくりしました。 女性の死体ではなく、目の前に大きな大木があったのです。 「そうか、あの人は危ないと思って、霊になって出てきてくれたんだ」 と友達が言いました。 みんな手を合わせて車に乗り、さあ帰ろうと思いました。 そのとき、後ろから 「死ねばよかったのに……」という声が聴こえてきました。 もう、後は必死で帰りました。 あの人は、あそこで死んだ人なのでしょうか……。 (td518) |